【ドラマ】「13歳のハローワーク」の感想

映画

「13歳のハローワーク」

ドラマ「13歳のハローワーク」は村上龍さんの同名書籍をベースにして独自のストーリーを追加したドラマです。松岡昌宏さん演じる刑事が2012年からバブル時代の1990年にタイムスリップして過去の自分(当時13歳)に出会い、過去の自分を変える事で現在の自分をうだつの上がらない刑事からキャリア官僚にしようとするドラマです。評判が良いのでDVDで見てみました。

タイムスリップして主人公は子供時代の自分に「勉強しろ」等のアドバイスをして現在を変えようとします。そして、その過程で子供時代の友人達にもアドバイスやお節介をして彼らの未来を変えると言うドラマです。

このドラマは金曜日の23時過ぎに放映される深夜ドラマですが、これが意外(失礼)にも面白かったです。未来の主人公がバブル時代で「銀行が潰れる」と言っても誰も信じてくれなかったり、「こんな浮かれた時代はもうすぐ終わる」と言っても馬鹿にされたりします。携帯電話も肩から掛ける平野ノラさんが使っているようなものだったり、その辺のギャップが非常に面白かったです。







バブルにGO

似たようなタイムトラベルもので「バブルにGO」という広末涼子さん、阿部寛さん主演の映画もあります。

こちらも主人公がバブル時代に行く話でケーキを食べた現代から来た広末涼子さんが「ヤバイ」と言うと阿部寛さんが、「虫でも入っていたか?」と言います。バブル時代には「ヤバイ」は悪い意味しかなかったからです。バブル時代では「ヤバイ(くらい美味しい)」と言う表現や「ヤバイ(くらいカッコイイ)」とは言えません。

少し話がそれますが、英語でもFワードをいい意味で使うことが現代はあります。昔はなかったと思います。「バブルにGO」では日本長期信用銀行に就職する青年も出てきます。「YAHOO」も意味が通じませんし、レインボーブリッジも建設中です。

人名漢字の矛盾?

ドラマ「13歳のハローワーク」では桐谷美玲さん演じる翔子という予備校講師が登場します。1990年に大学生をしながら予備校講師をして、その後、就職活動をします。翔子は1968年(昭和43年頃)の生まれだと推定されます。ここで小さな矛盾があります。「翔」と言う漢字は昭和56年10月に人名漢字に追加されるのです。つまり、昭和43年生まれの「しょうこ」は「翔子」とは名乗れないはずです。中川翔子さんは昭和60年生まれなのでOKです。ただ、本名は平仮名らしいです。メジャーガーの大谷翔平選手も平成生まれなので戸籍に「翔」が使えました。

今、同じようなドラマがあって過去とのギャップネタがあればこんな感じですかね?

2021年の未来人「もうすぐ東京オリンピックだね」

1970年の過去人「東京オリンピックはもう終わっただろ」

13歳のハローワークもバブルにGOもどちらも素晴らしい作品で最高に面白かったです。バブル時代の勉強になります。

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