Pride is priceless. （矜持には値段をつけられない）
命を守る人たちの報酬は？
私は、一応ですが、命を守る仕事に携わっています。（時にはそうでないこともありますが…適当ですね（笑））
職場では、業界関係者をお招きして、年に一度講演会を開催しています。私は主に後方支援として参加していますが、業界で著名な方々の講演を拝聴できる貴重な機会でもあり、毎回多くの学びを得ています。講演者の中には、ウィキペディアに掲載されているような方もいらっしゃいます。
毎年、全国各地から約5名の大学教授の方々などにご登壇いただいています。
あるとき、総務課の方と講師への謝金について話をする機会がありました。大学教授の方々への謝金は、勤務年数などを基に細かく計算されるそうで、その計算作業が毎年大変だと担当者は話していました。しかし、実際には、その謝金を受け取る方はこれまで一人もいなかったそうです。遠方から飛行機で来られる方の中には、交通費のみ受け取る方もいらっしゃるようですが、それ以外は誰も受け取らないとのことでした。
誰も受け取らない謝金を毎年計算するというのも不思議な話ですが、無駄だと分かっていても、それをきちんと遂行するのが仕事なのだと、担当者は語っていました。
命を守る人たちの報酬は、ここではありませんでした。
この講演会で得た知識が、これまで助けられなかった命を救うことにつながることもあるでしょう。そのような場で報酬を受け取ることは、専門家としての誇りが許さないのかもしれませんね。
*冗談だと思いますが、上司から「来年講演したらどう？」と言われました。もちろん丁重にお断りしましたｗ （カラオケも緊張して歌えないのに300人を前に講演なんて無理ですｗ）
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