森田療法についての簡単な概要は上のリンクをお読みください
「バナナはおやつに入りますか?」
森田療法
森田療法は、1920年代に日本の精神科医である森田正馬によって開発された心理療法で、特に神経症や不安障害の治療に効果があるとされています。この療法の中心的な考え方は、「あるがまま」を受け入れることと、行動を通じて生活を整えることに重点を置いています。
「バナナはおやつに入りますか?」という質問を森田療法の観点から解説すると、以下のように考えられます:
1. 「あるがまま」を受け入れる
森田療法では、状況や感情を「あるがまま」に受け入れることが重要です。つまり、「バナナがおやつに入るかどうか」という”どうでも”疑問も、ありのままの状態で受け入れるべきです。これは、過剰に悩んだり、答えを絶対に決めようとしたりすることなく、その疑問をそのまま認識するということです。
2. 行動に焦点を当てる
森田療法では、行動が重要視されます。疑問や不安を抱えたままでも、日常生活の中での行動を続けることが大切です。この場合、「バナナはおやつに入るか」という疑問があるとしても、その疑問を抱えながらも、必要な準備や行動(例えば、遠足の準備など)を続けることが求められます。
3. 目的を見失わない
森田療法では、日常生活や仕事、学業などの目的を見失わないことが重要です。ここでの目的は、遠足やイベントを楽しむことであり、「バナナがおやつに入るか」という問いに過度にこだわることではありません。したがって、その問いを「あるがまま」に受け入れつつ、本来の目的に集中することが推奨されます。
4. 不安や疑問を許容する
森田療法は、不安や疑問が存在することを自然なものと捉え、それに対する過剰な反応を避けることを教えます。「バナナはおやつに入るか?」という疑問があっても、それを自然な疑問として許容し、その疑問があっても行動を続けることが重要です。
まとめ
森田療法の観点から「バナナはおやつに入りますか?」という疑問に答えると、その問い自体をありのままに受け入れ、過剰にこだわらずに日常の行動を続けることが推奨されます。疑問があっても、それを抱えながらも本来の目的に集中し、行動を通じて日常生活を整えることが大切です。
「バナナはおやつに入りますか?」という疑問を例にしましたが、日々の生活の中で出てくる疑問(不安)をそのままにすると良いのではと思います。
重要な会議の時にアジェンダと関係ない疑問が出て来るときがありますよね。そんな時は疑問(不安)をそのままにして、会議をすると同僚などから、変な目で見られることもなく乗り切ることが出来ます。つまり、「空気を読んで下さい」ということです。「疑問(不安)をそのままにして」と言いましたが、多くの人は「この質問はこの場所(TPO)では不適切だ」と思っているわけです。だからこそ「疑問(不安)をそのままにして」、会議を成功させるという目的を見失わないという行動をして下さいということなんですよね。
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