#4 イマソラ どんな仕事もW杯の決勝のように…

イマソラ

サムネは201X年6月 5時20分頃です。

予備校のビラ配りもW杯の決勝のように…

以前、予備校のビラ配りのバイトをした事があります。大体は日曜の資格試験の日に大学などで配ります。基本、早起きです。サムネイル画像はバイトの日の朝だと思います。

ある時と言うかある期間から人生に対する真剣さが変わりました。命と言うか人生に対する価値観が変わった出来事と言うか期間がありました。それから物事に対して真剣に取り組むようになりました。それでもダレてしまう事も多々あります。でも、仕事は別でどんな仕事でも全力で取り組みます。

この話は予備校のビラ配りをサッカーのワールドカップの決勝のように、全力に取り組んだ話です。

朝のうろこ雲ですね。@TOKYO

ビラ配りのスタメン発表

ひょんなことから予備校のビラ配りのバイトをすることになりました。場所は横浜市の某大学の前です。あの授業料が高いことで有名な大学ですw

「なんで私がビラ配り」と以前の私なら考えたと思います。というか確実…。
(ごめんなさいm(_ _)m)

駅の改札口で集合です。時間より30分ぐらい前に到着しました。なんとなく下見をしました。大学の正門は駅からすぐの場所にあります。

リーダーの方ともう一人の方と駅の改札口で合流しました。携帯電話で連絡して合流しました。リーダーは35歳ぐらいの男性で経験豊富のようです。宅配業者からビラの受け取りも非常にスムーズです。もう一人も男性で30歳ぐらいで、リーダーと良くコンビで仕事をするらしく、二人は仲が良い感じでした。私のみ新人ですw



ビラ配りの前半戦

駅の前に道路、そして向かいに正門がありました。そして、道路には歩行者専用の横断歩道がありました。その道路の両側に1人ずつ配置されました。(私は駅側です)

リーダーは双方を行ったり来たりで配る感じです。

今回のビラ配りは高校生の保護者会に出る保護者向けです。エスカレーターで大学進学が有名な某大学です。エスカレーターで大学に進学できるのに予備校?と考えるかもしれませんが、医学部や理工学部、そして某有名なキャンパスに進学したい生徒も多いようで、競争が激しいらしいのです。

保護者の皆さん凄い品があります。お金持ちの御子息が通っているからですねw

周りには他の予備校のスタッフも沢山いました。総勢30名ぐらいです。我軍は3人と劣勢です(笑)

改札口を出てきた保護者を中心にガンガン配ります。「〇〇予備校です。どうぞ」という感じです。でも、我が予備校のパンフレットはシンプルな色合いのなので食いつきが悪いです。そして、周りの大手予備校はカラフルなパンフレットで有利です。彼らは予備校の講師で気合が違います。

私は作戦を立てました。信号待ちの保護者を狙い撃ちにしました。信号待ちなので相手は歩いていないのでかなりの確率で受け取ってくれます。前半戦は敵方?の予備校の講師と互角な展開でしたw

ビラ配りのハーフタイム

保護者が大学に入りきると、一旦休憩になりました。(配る相手がいない状態ですから)
リーダーともう一人と何枚配ったか枚数を数えました。

途中経過

リーダー:50枚
もう一人:40枚
私   :100枚

もう一人「ちょっと多くないですか?数え間違いないじゃないですか?」

私「多分、間違いはないです。100枚配ったと思います」

リーダー「確かに沢山配っていたような気がするけど」

私は普通に配ったと思いますが、他の人と比べると2倍です。本当に配ったかどうか、疑われている感じもしました。(でも、何故か嬉しかったです。結果が出ている感じだったので)

そして、念の為にスマホで予備校のホームページも確認して、情報収集しました。

後半戦 ジョホールバルではなくコーホククの歓喜

保護者会が終わると正門から今度は保護者が帰宅のために駅に向かいます。今度は私が正門側で配ります。帰りは駅側ではあまりビラを手にする人がいないようなのでリーダーも基本正門側です。

今度も横断歩道の信号待ちの保護者を中心に配ります。後半戦はなぜか食いつきが悪かったのです。他の予備校のパンフレットを配る講師に人集りが見られます。なぜかと言うとパンフレットと一緒に「ミンティア」を配っているじゃないですか!

「ミンティア入っていますよ」の言葉に釣られる奥様方。敵ながらアッパレな戦略です(笑)

まずいぞと思った私はミンティア付きのパンフレットを貰った保護者の方に「うちはミンティア”ない”ですけど、お願いします!」と言って受け取ってもらいました。笑って貰ってくれる保護者が結構いました。武器がないなら、武器がない事を武器にする作戦です。

少々劣勢になりましたが、うちの予備校のパンフレットを貰ってくれる人もいます。それでも敵方の勢いは止まりません。

そこで、休憩時間に予備校のホームページを見た事を思い出します。その予備校の代表はその某有名大学の法学部出身です。そこで私は「うちの代表は大学のOBです。法学部の卒業生です。ノウハウが違いますよ!」と言いながら配りました。そうすると形勢逆転です。ミンティアがなくても受け取ってくれます! そして、ダメ押しで「うちの代表は法学部で某プロ野球チームの監督と同期です。」と付け加えました。日本で一番人気のあるあのチームの監督でした。(休憩時間にwikiで確認しましたw)

全力を尽くす事に意味を見出す

保護者の流れが一段落して終了です。再度リーダーと集計しました。そうすると私は他の2人比べるとやはり、2から3倍配っています。

リーダー「何か、超凄く配ってましたね」

もう一人「ちょっと感動しました」

その言葉が”お世辞なのか”、”こんなビラ配りのような誰でも出来る仕事を全力を尽くしてどうなの?”と言う意味が含まれていない事は、空気を読むことが苦手な?私でもすぐに理解できたと思います。

たかがビラ配りでも、仲間をちょっと感動させる事は出来ます。多少憂うつ感のある朝でも午後には気分良くなる方法はあります。

全力を尽くす事に意味を見出す

その数カ月後、私はこの某有名大学のライバル的な某大学で遺伝子解析の仕事をする事になります。先の事は分かりませんねw

全てがイマソラにアップするような晴れやかな仕事(ソラ)ではないですが、全力を尽くす事で絶対に晴れ間が見えると思います!

絶対にです!

by riho







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