#11 イマソラ 私とスペイン語。人生に無駄な事はない!

イマソラ

スペイン語との出会い

大学に入学した時に第2外国語として何か1つの言語を選ぶ必要がありました。

周りは中国語は漢字で簡単だから、フランス語はカッコいいから等の理由で選択している人が多かった気がします。私はサッカー*が好きだったのとスペイン語の先生の「スペイン語の話者は英語、中国に次いで第3位」「南米大陸のブラジル以外はスペイン語」「日本人にとって発音が簡単」と言う言葉が響いてスペイン語を選択しました。

*サッカーが盛んな南米大陸でブラジル以外の主要国はスペイン語が公用語です。例えば、アルゼンチン、コロンビア、ウルグアイなどです。

スペイン語の活用は激ムズ でも発音は簡単!

これは「hablar」(話す)と言う動詞の現在形の活用です。英語でいう「tell」「speak」ですね。

現在系の英語の「speak」は2つの活用がありますよね。スペイン語は何と6つです。

(yo) (私は) hablo

(nosotros) (私達は)hablamos

(tú) (あなたは) hablas

(vosotros) (あなた達は)habláis

(él) (彼らは)habla

(ellos) (彼らたちは)hablan

これに加えて過去形も6つ、未来形も6つに変化します。もちろん、規則性はあります。

英語は基本「ed」と「will」をつければ過去形、未来形になりますよね。当然、英語でいう過去完了的なものもあります。(微妙にニュアンスが違います)

これを知って、当然「しまった~」と思いますよね。覚えられないですよ(笑)

でも、発音は簡単です。「hablar」は「アブラル」とローマ字読みでOKです。「fútbol(サッカー)」は「フットボル」もしくは「フッボル」です。「Costa Rica」は「コスタリカ」です。しかも、カタカナ発音で単語や短い文章ならネイティブみたいに聞こえます。

スペイン語でガチコミュニケーションは実は数回しかない?

実は教室の外でスペイン語できちんとコミュニケーションをとった事はほとんどありません。

そもそもスペイン語の話者と話す機会が少ないのが要因の1つですが、別な要因もあります。

日本人が出会うスペイン語を母国語とする人の99%は英語が話せる。

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インフルエンサーのひろゆき氏も同じ事を言っています。
私がスペイン語を話した人は、ほぼ英語か日本語を話せました。なので英語や日本語で話していて、スペイン語圏出身だと、「私も少しスペイン語が出来ますよ」という展開がほとんどでした。
昔、英会話教室でテキサス州出身の先生にあたった事がありました。メキシコ(スペイン語圏)の近くで先生がスペイン語を話せると言ったので、私も少しという感じだった事がありました。
10年ぐらいの外国人の友人がいます。彼女とも英語で会話、メールをしていますが、あってから数年後にお互いスペイン語を勉強していた事を初めて知った事がありました。「今日はスペイン語でいこう」と二人で決めましたが、1時間ほどで挫折しました。お互いにスペイン語は久々で中々会話になりませんでした(笑)
 職場で以前アルゼンチン出身の方と一緒でした。彼女は日本語が堪能でしたのでスペイン語の出番はほぼありませんでした。1回、同僚達に囃し立てられて、彼女にスペイン語で「Yo hablo español un poco(スペイン語が少し話せます)」と言ったら「Yo hablo  japonés un poco(日本語が少し話せます)」と笑顔で返されました。(結構失礼だったかもしれませんね)
日本に来た観光客のメキシコ人もスペイン料理店の接客の人も英語か日本語が話せました。

スペイン語は無駄か?人生に無駄な事はない!

日本人が出会うスペイン語話者の99%が英語を話す事が出来ると思います。スペイン、メキシコ、南米に移住でもしない限り、英語で事足りると思います。では、日本人がスペイン語を勉強する意味があるのかと疑問になります。

今は2022年11月です。現在サッカーのワールドカップがカタールで開催されています。日本はドイツ、スペイン、コスタリカと同じグループEです。スペインとコスタリカはスペイン語を母国語とします。私がスペイン語を勉強しようとした理由の一つがサッカーが好きだからです。グループEの半分がスペイン語圏です。スペイン、コスタリカの選手、サポーターなどの会話も少し理解出来ます。そして、私は日本人です。グループEの4ヶ国のうち3カ国の人とコミュニケーションをとれる事になります。この日の為に、このカタールワールドカップの為にスペイン語を勉強していたわけではありませんが、”サッカーが好き”でスペイン語を選択した私としては嬉しいというか、感慨深い心境です。

スペイン語のメリットとしてもう一つあります。それは情熱的になれる事です。情熱的な人達が話す言語がスペイン語なのではなく、スペイン語を話すから情熱的になると思います。

エピローグ

人生で多分1、2回ですが、スペイン語でガチのコミュニケーションをした事があります。

アジアの国の空港で観光案内所で、スタッフにスペイン語で話しかけた事があります。空港なので英語は当然OKです。自分の度胸試しと言うか、スペイン語が通じるか試してみたかったのです。(またまた失礼な人です。)

スタッフさんも「面倒くさいヤツが来た」という感じで少し私の話を聞いたあと「英語、日本語、韓国語、中国語でお願いします」と言ってきました。

その後、英語で「〇〇駅に行きたいです」というと丁寧に地図を使い教えてくれました。(最初から英語で話せよ!ですね。)そしたら、後ろにいたラテン系の男性が、物凄い笑顔というか安堵した表情でスペイン語で話しかけてきました。どうもスペイン語が通じる人がいなくて途方に暮れていたようでした。どうも彼は私が日本人ではなく同じ国の人or近隣の国の人だと思っていたようです。だから自分と同じ国か近隣のスペイン語圏の人と出会って安堵したようでした。

いつでも情熱的でありたいですね。

#10 イマソラ 晴れ男・雨女のエビデンス
「雨男・女」の人には「エビデンス」が良いかも知れませんね。 経験談を話されたら、晴れた時もあったでしょうと。「雨男・女」はネガティブで自虐的な場合があるので…

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