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中学の英語教師の衝撃的な一言
中学生の3年間の英語先生は同じ先生でした。その先生はだいたい40歳ぐらいの女の先生で、生徒からみれば「可もなく不可もなし」で怖くもないし、金八先生、ごくせんの仲間由紀恵さんのようでもない普通の先生でした。
ある時、先生から衝撃的な一言を聞いた事があります。
生徒「先生は海外に何回ぐらい行った事があります?」
先生「1回もないですよ」
その当時はなんとも思いませんでしたが、英語教師が海外に1回も言った事がないのは問題です。平成ですよ。昭和ではないです。海外旅行もちょっと頑張れば行ける時代なのに英語教師が海外に行った事がないのはヤバいです。(円高だと沖縄に行くより遥かに安いです。HISだとグアム2泊3日で19800円です!)
先生は公務員ですから、海外旅行に行くだけのお金は十分にあります。
英語は手段であって目的ではない
「英語は手段であって目的ではない」なんですよね。私は英語でコミュニケーションをとる友人がいます。彼女は完全なネイティブではありませんが、英語で仕事をバリバリしている人です。彼女は日本にいる時でも英語で仕事をしていました。(日本語は挨拶程度の人でした)
私が彼女とよく色んなところに遊びに行った時は、出かける前に使いそうな単語を勉強したりしました。それはコミュニケーションをとる手段でとして勉強したのであって勉強自体が目的ではなかったんですよね。
彼女と話す時はよく習慣の違いなどの話題になりました。日本の中学で習う英語に習慣やニュアンスを求めるのは酷な気もしますが、一回も海外に行った事がない先生に英語を通して「何か」を学べるかは甚だ疑問です。
Fine thank you, and you? の罠
その先生の授業で最初にお決まりのパターンがあります。先生が黒板の前に立つと。
先生「Good morning 」 (おはようございます。)
生徒「Good morning Mrs Suzuki」(おはようございます。スズキ先生)
で始まります。そして、個人を指名して
先生「 Hi Riho How are you?」(リホさん お元気ですか?)
私「Fine thank you, and you?」(元気です。ありがとうございます。先生は?)
先生「I’m fine」
となります。
ある時、非常に体調の悪そうな生徒が先生に指名されました。彼女は小中学校を1回も欠席した事がない子でしたが、その日は明らかに体調が悪そうです。顔が真っ赤で明らかに熱があったことを覚えています。(授業が終わったら保健室に連れて行ってあげました。)
彼女が先生に指名され「Fine thank you, and you?」と言った事を鮮明に覚えています。
先生は「I’m fine. Next Riho How are you?」と普通にスルーして次の私を指名しました。
自分の体調も伝えれない英語に何の意味があるでしょうか?
普通なら「Too Bad」(超悪いです。)「Terrible」(最悪です)と答えても良いぐらいです。
授業中ですので「Not Fine, and you?」(良くはないです。先生は?)
「So So」(まあまあ) 「Not Bad」(悪くはないです。)このあたりでも良かったと思います。
私が「Not Bad」「Not Fine」「So So」を覚えたのは大学になってからです。この時、先生がこれらの単語を知らなかったとは思いたくないですが、知らなかったのでと今は疑っています(笑)
初海外で先生を思い出すw
初の海外で先生を思い出す出来事がありました。
初めての海外はグアムでした。上のリンクに旅行記(かなり稚拙な文章ですw)に詳しくは書いています。そのグアムのJPストア(お土産屋さん)で買い物をした時にお金の数え方で衝撃を受けました。
2ドル50セント(2.50)を英語では「トゥー フィフティー」と言います。「トゥーダラーズ フィフティーセントツ」とはまず言いません。私はそう言っているアメリカ人にあった事がありません。唯一聞いた事があるのは英会話スクールの教室の中です。
この時に中学の先生を思い出しました。海外に1回も行った事がない先生に「トゥー フィフティー」は教えられないと。
私は店員さんと買い物をする為に英語で話したのであって、英語を話す為に英語を話したのではないのです。
Studying English is just one of the means not a goal.
訳:英語を勉強する事は手段の1つであって目的ではない
さあ、今日も何かの目的の為に英語を勉強しよう!
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